病気・ケガに備える保険

ケガによる通院、入院、または死亡・後遺障害による経済的なリスクを補償します。

1.定期保険

保険の期間が5年・10年・60歳・65歳などあらかじめ定められた死亡保障の保険です。
その保険期間内に、病気や災害で亡くなったり、所定の高度障害状態になると、 死亡保険金・高度障害保険金を受取ることができます。
その保険期間を過ぎると、保険が終了したことになり保障は終わります。
満期になっても満期保険金はありません。
また、保険期間中に保険を解約した場合、支払った保険料が戻ってくる解約返戻金があるタイプと、 解約返戻金がないタイプの2種類があります。
解約返戻金がないタイプは、 解約返戻金があるタイプに比べて割安の保険料でより大きな保障が確保できます。
責任が重く万一に必要な金額が大きい方、保障を必要とする期間が決まっている、 万一のときの資金を確保するといった目的に適しています。

定期保険の応用形

「逓減型」タイプ

たとえば子供たちが独立すれば、もう大きな保障は必要ないというような場合、 保障額が毎年、一定の割合で減っていくタイプ。
経済的な責任が減ることを見越している場合に有効なのが、「逓減型」です。 保障が逓減する分、「平準型」よりも保険料が割安になります。

「年金型」タイプ

保険金を一時金としてではなく、少額ずつ受取る年金のような形式の定期保険です。
給料と同じように毎月の分割でお金を受取れるので、収支計画や、毎月の家計管理がしやすく、 安定した生活を送れるといったメリットがあります。
また、一時にまとめて受取る保険よりも、保障額が逓減していくので保険料が割安に設定されています。

2.終身保険

終身保険は、保障が一生涯続きます。何歳で亡くなっても、保険金が支払われます。
保険をやめたときに戻ってくる「解約返戻金」があります。
解約返戻金は、支払った保険料の一部が戻ってくるものなので、 基本的には実際に支払った保険料の総額より戻ってくる保険料は少なくなります。

保険料の払い方には一定期間で払い込みが終了する「短期払いタイプ」と一生涯払い続ける 「終身払いタイプ」があります。
一定期間で払い込みが終了するタイプのなかには、払い込み終了後に解約すると、 解約返戻金が支払った保険料を上回る貯蓄性のある商品もあります。
解約返戻金を老後資金などに、多目的に利用できます。
相続税や、葬儀費用など、いつか必ず発生する支出をカバーしたい時にも有効です。
ただし、保険料支払い期間満了前に解約された場合の解約時受取金は支払保険料を下回ることになります。

3.養老保険

保険の期間が5年・10年・60歳・65歳などあらかじめ定められた死亡保険の保険で、 満期時には満期保険金を受取ることができる貯蓄型の保険です。
満期までの死亡保険金と、満期時に受取る満期保険金は同じ金額で、 生きてても亡くなっても保険金を受取ることができ、なおかつ貯蓄性がある保険ですから、 定期保険や終身保険よりも保険料は高くなります。

4.介護保険

介護保険には公的な介護保険と民間の介護保険があります。
公的介護保険は40歳以上の人は加入義務があります。
施設サービス等を利用した際の費用が9割負担されますが、残り1割は自己負担になります。
また、公的介護保険給付で利用できる施設サービスの利用額(時間)等は決まっており、 決められたサービス内では、介護が十分で無い人等もおり、 その際の自己負担額を払い続けるのが難しくなる可能性があるので、 民間の介護保険を利用する人が多くなっています。

■ 公的介護保険と民間介護保険の違い

公的介護保険 民間介護保険
加入条件 義務・40歳以上すべての人 自由・各保険会社の規定による
給付条件 年齢、特定疾病等により制限 各保険会社の規定による
給付内容 現物支給(施設サービス利用等) 現金支給
給付時 保険料を継続して納付する 支払必要の無い保険会社もある

■ 民間介護保険の給付方法

保険契約に定める所定の要介護状態になった場合、現金を受取れる保険で、 給付内容は「介護一時金」・「介護年金」・「一時金と年金の併用」の3タイプがあります。
介護一時金とは、給付金としてまとまった金額を一度に受取ることができます。
介護年金とは、年金と同様に介護が必要な状態が継続している限り、給付を受取ることができます。

■ 保障の対象となる要介護状態

保険会社が定める所定の「寝たきり」と「認知症」などの状態が対象です。
要介護状態が、保険会社が定める所定の期間継続していることが給付の要件です。
公的介護保険の要介護認定に連動して給付を受けられるタイプもあります。

■ 保険期間

有期(10年・20年・70歳・80歳など一定期間)と、終身の2種類あります。
各保険会社や、掛け捨て、貯蓄タイプ等の保険プランによって受取れる条件、 給付の内容も保険会社によって違いがあります。
一般的には所定の要介護状態が継続していることが、継続して年金を受取るための条件です。 一度でも要件に該当すれば、継続して年金を受取れるものもあります。

5.がん保険

一般的ながん保険は、「がん」と診断されたときに診断給付金(一時金)が給付され、 がんによる入院・手術、死亡に対しても給付金が支払われます。
診断給付金(一時金)は、「がん」と診断されてから早い段階でまとまったお金を受け取れるので、 入院を伴わないがん治療や、 健康保険では対象とならない先進医療や民間医療の自由診療などの治療費用に充てることも可能です。
また、医療保険とは異なり、1回の入院の日数に制限が無いのが主流です。 これは、長期化されるがん治療の入院や再発などによる入退院の繰り返しなどにも対応できるように考慮されていると言えるでしょう。
しかし、がん保険は、加入(責任開始日)から90日間の待機期間がある保険が大半という点には注意が必要です。

■ 医療保険とがん保険の主な違い

一般的ながん保険は、「がん」と診断されたときに診断給付金(一時金)が給付され、 がんによる入院・手術、死亡に対しても給付金が支払われます。
診断給付金(一時金)は、「がん」と診断されてから早い段階でまとまったお金を受け取れるので、 入院を伴わないがん治療や、 健康保険では対象とならない先進医療や民間医療の自由診療などの治療費用に充てることも可能です。
また、医療保険とは異なり、1回の入院の日数に制限が無いのが主流です。 これは、長期化されるがん治療の入院や再発などによる入退院の繰り返しなどにも対応できるように考慮されていると言えるでしょう。
しかし、がん保険は、加入(責任開始日)から90日間の待機期間がある保険が大半という点には注意が必要です。

■ 医療保険とがん保険の主な違い

がん保険
違い
医療保険
がん 給付対象
となる入院 病気・ケガ(がんを含む)
一般的に責任開始日から90日経過後 保障開始日 申し込み・告知(診査)・第一回保険料の支払が済んだ日(責任開始日)
がんと診断された時に受取れる給付金、 1回のみや複数回数受取れる保険会社もあります 診断給付金 特になし
上限なし 1入院の
給付上限日数 60日、120日等、上限日数の規程あり
※保険会社により異なる場合があります。
一般の医療保険は、幅広い病気やケガに対応。がんの場合の入院や手術も、もちろん、保障されます。
しかし、治療費が特に高額になりがちで、治療期間も長引くといった特徴のあるがんでは、 一般の医療保険ではカバーできないリスクもあります。

6.医療保険

医療保険とは、病気やケガで「入院」したり「所定の手術」を受けた場合に給付金が支払われる保険です。
主に、「入院給付金」、「手術給付金」が保障の中心で、それ以外の保障内容は各商品ごとに異なります。

■ 入院給付金

入院したら1日あたり○○円という定額での保障となり、入院日数を掛け合わせた金額が支払われます。
「日帰り入院」から保障の対象となる保険会社もあります。
治療処置を伴わない検査のための入院や人間ドッグ、 出産(正常分娩)のための入院などは給付金の対象外となります。

■ 手術給付金

病気やケガで「所定の手術」を受けたときに支払われる給付金です。
手術の種類に関わらず、 所定の手術を受けた場合に定額で○○万円給付金が支払われる商品と手術の種類に応じて 「入院給付金日額」の何倍(5・10・20倍)という設定で決められています。
そのほかに、各保険会社によって異なりますが、いろいろな特約があります。

医療保険に付帯できる主な特約

● 先進医療特約

先進医療による療養を受けられた時の技術料が支払われます。
※ 先進医療とは、厚生労働大臣の定める評価療養および選定医療に規程されているものに限ります。 そのために、対象となる先進医療は変動します。 先進医療ごとに厚生労働大臣が定める施設基準に適合する病院、 または診療所において行われるものに限られます。

● 女性疾病特約

女性特定の病気の保障を手厚く備えたい女性に。
女性特定疾病による入院や所定の手術の際に給付金が支払われます。

● 3大疾病治療一時金特約

「がん」、「心臓病」、「脳卒中」 の治療を目的として入院を開始されたら3大疾病治療一時金をお支払いします。

● 通院給付金特約

病気・ケガの治療を目的として入院後に通院したときに支払われます。

医療保険のタイプ

● 終身医療保険

保障は一生涯続く。更新がないので保険料は契約時から変わらない。
保険料は一定で保障は一生涯
病気やケガのリスクが高まる高齢になっても保険料が変わらないので、 安心して長く保険を掛けたい方におすすめです。

● 定期医療保険

保障は10年などの一定期間。年齢が若いと保険料は割安ですが、 年齢とともに保険料が上がるので更新ごとに保険料がアップする。

実際に医療保険を選ぶときには、保障の必要性を考慮して適切な医療保険を選びましょう。

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